最近、X(旧Twitter)で
「カルダノがチェーン分岐した」
「ノードを緊急アップデート」
といったちょっと物騒な言葉が流れてきて、不安になった方も多いと思います。
結論から言うと、
- ネットワークはいったんトラブルに見舞われたものの
- 世界中のSPO(ステークプール運営者)とIOGのエンジニア、コミュニティが総出で対応し
- およそ16時間で100%復旧
- その後、安全性を高めるための新バージョン「ノード 10.5.2」へのアップデートが進んでいる
という、「トラブルではあるけれど、同時にものすごく心強い出来事」になりました。
この記事では、今回の出来事を、できるだけ専門用語をかみ砕いて解説していきます。
1. そもそも「チェーン分岐」って何?
まずは言葉の整理から。
ブロックチェーンは「取引のなが〜い記録帳」
カルダノを含むブロックチェーンは、
「誰が、いつ、どれだけ送金したか」などの取引データを
ブロックという単位で少しずつつなげていった巨大な記録帳です。
- 1ページ1ページが「ブロック」
- それを時間順につなげたものが「チェーン(鎖)」
このチェーンは、世界中のノード(サーバー)が同じ内容をコピーして持つことで、改ざんされにくくなっています。
チェーン分岐とは?
ところが何らかの理由で、
- 一部のノードが「Aというブロックが正しい」と認識し
- 別のノードは「いや、Bというブロックが正しい」と認識してしまう
と、チェーンが A側のチェーン と B側のチェーン の2本に分かれてしまうことがあります。
これが 「チェーン分岐(フォーク)」 です。
通常、カルダノのような成熟したチェーンでは、
- ルールに従って「どちらが本物か」を自動で決め直し
- 多数派のチェーンに揃えていく
仕組みがありますが、バグや特殊な取引 が絡むと、対応が難しくなることがあります。
2. 今回カルダノで何が起きたのか?ざっくり概要
カルロス・ロペス・デ・ラ・ラ氏(IOGのメンバー)が詳しい経緯を説明してくれていました。
これを初心者向けにまとめると、流れはこんな感じです。
- 以前からテスト環境で確認されていた「不正なトランザクションのパターン」が、突然メインネットに登場。
- ちょうどその時、
- エクスプローラーやウォレット開発者
- SPO(BTBFさん、ATADAさん、OctasPoolさんなど)
がすでに現場で作業していて、異常をすぐ検知。
- 数分以内に「これは過去に見つかったあの問題と同じだ!」と判明。
- そこから、IOG・エンジニア・SPO・各種委員会が一斉に動き出し、対策モードに突入。
- 約16時間かけて、ネットワークが100%復旧。
- その後、再発防止と安全性向上のため、ノードバージョン 10.5.2 への緊急アップデートが各プールに通知された。
つまり、
既知のバグを突くようなトランザクションが本番ネットワークに現れ、
一時的にチェーンが分岐したが、
コミュニティ総出で対応し、きちんと元通りになった
という出来事だったわけです。
3. もう少し詳しく:タイムラインで振り返る
BTBFさんが手書きの図解を出してくれていましたが、それを言葉で説明するとこんなイメージです。
① バグを突く「悪い取引」が投げ込まれる
- 過去にテスト環境で見つかっていた「この形は良くない」という種類の取引が
実際のカルダノ本番チェーン(メインネット)に登場。 - それを含むブロックを、一部のノードが「正しい」とみなしてしまった。
② チェーンが2つに分かれ、一部のノードが「迷子」に
- 「このブロックはダメだ」と気づいたノードは、
そのブロックを拒否して別のチェーンを伸ばそうとします。 - 一方で、「問題なし」と判断してしまったノードは、
間違ったチェーン側に進んでしまいます。
結果として、ネットワーク全体で意見の食い違いが起き、
取引がうまく流れない状態になりました。
③ 異変に気づいたSPO・開発者が即座に連絡を取り合う
- 日本を含む世界中のSPO(ステークプール運営者)が
「おかしいぞ?」と気づき、チャットやXで情報共有。 - ウォレット開発者や、エクスプローラー、IOGのエンジニアたちも
すぐに「戦闘モード」に入りました。
④ IOG・IOHKエンジニアリングが「戦略会議」に突入
- IOGのCEO(チャールズ)もすぐに招集され、緊急ミーティングへ。
- エンジニア陣が原因を分析し、
「どのノードが、どのブロックまで巻き戻すべきか」
といった具体的な指示が決められます。 - MBOTSCという安全保障審議会も、リスク評価や意思決定のサポートを実施。
⑤ メディア・情報発信チームもフル稼働
- IOGメディアチームが、状況を整理してガイドラインを作成。
- BTBFさんや各国のインフルエンサーが、
図解や日本語解説を出してくれて、コミュニティに安心感を届けました。
⑥ 約16時間で「完全復旧」
- それぞれのノードが正しいチェーンに揃えられ、
- ネットワークの状態が 100%回復。
- カルロス氏は 「カルダノコミュニティ全員が今日の真のヒーローだ」
と感謝の言葉を述べています。
4. なぜカルロス氏は「素晴らしい勝利」と言ったのか?
トラブルが起きたのに「勝利」と言うのは、少し不思議に聞こえるかもしれません。
しかし、カルロス氏はこんな意味で語っています。
- 分散化はスローガンではなく、現実だった
- カルダノは世界中にノードが散らばっており、
誰か一人の「偉い人」がスイッチを押して全部解決、という構造ではありません。 - それでも今回、SPO・開発者・委員会・メディアが
まるで一つのチームのように連携して問題を解決しました。
- カルダノは世界中にノードが散らばっており、
- 最悪のストレス状況でも、人を責めるのではなく、冷静に事実と向き合えた
- 誰かを戦犯扱いするのではなく、
「どうやって直すか」「どうやって再発を防ぐか」に集中した姿勢が
多くの人の心を打ちました。
- 誰かを戦犯扱いするのではなく、
- ユーザーの資産は守られ、ネットワークは復旧した
- これは分散化されたシステムにとって大きな実績です。
だからこそ彼は、
分散化は単なるキャッチコピーではなく、
カルダノコミュニティの「存在そのもの」だ
と表現しているわけですね。
5. ノード 10.5.2 への緊急アップデートとは?
日本のSPO JAPAN GUILDからは、
「カルダノノード 10.5.2 への緊急アップデート」の案内も出ています。
対象バージョン
- 10.3.x ~ 10.5.1 を使っていたノードがアップデート対象
当プールの対応について
当プールでも、SPO JAPAN GUILD からの緊急アップデート通知を受け取り次第、
ただちにカルダノノードを バージョン 10.5.2 へアップデートしました。
アップデート後は、ブロック生成・接続状況・ログを確認し、
現在も問題なく安定稼働していることをチェック済みです。
そのため、当プールに委任いただいているみなさまのステーキング報酬や
資産の安全性に影響はありません。
今後も、ネットワークの状況やSPO JAPAN GUILD/IOGからのアナウンスを注視し、
必要な対応をいち早く行っていきますので、安心して委任をお任せください。
なぜアップデートが必要?
今回のトラブルで浮かび上がった弱点を修正し、
同じパターンの不正トランザクションが送られてきても問題が起きないよう、
ノードソフトウェア側で防御力を高めるためです。
委任者(ADAホルダー)のあなたは何をすればいい?
基本的には、
- 普段どおりステーキングを続けていてOKです。
- 信頼するプールが「10.5.2にアップデート済み」と発信していれば安心。
- もし心配なら、
- SPOのXアカウント
- テレグラム / Discord
などで、ノードの状態をチェックしてみるとよいでしょう。
6. 今回の出来事から学べること
最後に、今回のチェーン分岐と復旧劇から見えてきたポイントを整理しておきます。
- 分散型ネットワークでも、危機対応は十分にできる
- 「中央集権じゃないと、いざという時に動けないのでは?」
という不安に対する、ひとつの答えになりました。
- 「中央集権じゃないと、いざという時に動けないのでは?」
- SPOとコミュニティの存在が、カルダノの安全性を支えている
- 単なる投資対象ではなく、
「人の手で守られているネットワーク」だということがはっきりしました。
- 単なる投資対象ではなく、
- 情報発信の大切さ
- BTBFさんの図解や、各SPOの速報がなければ、
コミュニティはもっと不安になっていたはずです。 - 日本語での解説は、日本のホルダーにとって特にありがたい存在ですね。
- BTBFさんの図解や、各SPOの速報がなければ、
- ノードのアップデートは超重要
- プール運営者にとっては、
アップデートの速さと慎重さのバランスが求められることが改めて分かりました。 - 委任者としても、「ちゃんとアップデートしてくれるプールかどうか」を
選ぶ基準のひとつにして良さそうです。
- プール運営者にとっては、
7. おわりに:これは「一緒に勝ち取った勝利」
カルロス氏の言葉を借りると、
私たちは共にこの勝利を掴みました。
今回の出来事は、
「カルダノが完璧なチェーンである」と証明したわけではありません。
むしろ、問題は起きうる ということをはっきり見せてくれました。
しかし同時に、
- 問題が起きた時にどう動くのか
- 誰がどんな役割を果たすのか
- コミュニティがどれだけ支え合えるのか
を、実際の行動で示してくれた貴重なケースでもあります。
カルダノにADAを預けている私たち一人ひとりも、
このネットワークの一員です。
これからも、公式情報やSPOの発信に耳を傾けつつ、
一緒にカルダノの成長を見守っていきましょう。
🙏 最後に
委任してくださっている皆さま、いつも本当にありがとうございます。
ISPFは、単なるステーキングプールではなく、Cardanoを通じて未来をつくる活動拠点でありたいと考えています。
これからも信頼されるSPOを目指して努力していきますので、引き続き応援よろしくお願いいたします。
—
📝ご意見・質問などあれば、Xで気軽にメンションしてください!
また来週も、最新情報とともにお届けします。
直近10epochの実績
ISPF

トータルの結果
- リーダースロット(Leader):合計 43 回
- 生成・採用されたブロック(Adopted / Confirmed):合計 40 ブロック
- Missed / Ghosted / Invalid:いずれも 0
- Stolen:合計 3 ブロック
- Luck(運の良さの指標)の平均:およそ 111%
つまりこの約10エポック(約50日間)で、
当プールは、リーダースロットに選ばれた 43 回中 40 回のブロックを無事チェーンに乗せることに成功し、
ミスによる取りこぼし(Missed / Ghosted / Invalid)は ゼロ でした。
Stolenとして扱われた3ブロックは、
ネットワークの伝播タイミングなどの関係で、
他プールのブロックが優先されたケースであり、
プールの設定ミスや運用不備によるものではありません。
ISPJ

*Stolen:ブロックは作成したものの、ネットワーク上で他プールのブロックが優先されてしまったケース(プール側のミスではありません)
トータルの結果
Luck(運の良さの指標)の平均:およそ 114%
リーダースロット(Leader):合計 41 回
生成・採用されたブロック(Adopted / Confirmed):合計 38 ブロック
Missed / Ghosted / Invalid:すべて 0
Stolen:合計 3 ブロック
直近10エポックでは、当プールはリーダースロットに選ばれた 41回のうち38ブロックを無事チェーンに載せることに成功 しており、
プール側のミスによる取りこぼし(Missed / Ghosted / Invalid)は ゼロ という結果でした。
Stolen扱いとなった3ブロックは、分散ネットワーク特有のチェーン選択ロジックによるもので、プール運用上の問題ではありません。
ISPP

トータルの結果
- Leader(割り当て)合計:25
- Adopted(生成):25
- Confirmed(確定):25
- Missed / Ghosted / Invalid:すべて 0
- Stolen:0(完全ゼロ)
- Luck平均:約 80〜90% 程度(やや控えめながら安定稼働)
直近10エポック(595〜586)では、当プールに割り当てられた Leader 25回すべてのブロック生成に成功し、確定率も100% でした。
Missed や Ghosted、Invalid などの取りこぼしエラーは一切発生しておらず、Stolenもゼロ。
安定度の高いブロック生成が継続できています。
今後もノードの監視とメンテナンスを徹底し、安定した委任報酬をお届けしてまいります。
ISPF & ISPJ & ISPP プールの実績と特徴
当プールは、以下の強みを活かした安定した運営を行っています。
✅ 安定したサーバー管理
各プールは、全スロットに確実に対応 できる堅牢なサーバー管理を実施。
✅ 柔軟なスケジュール対応
割り当てスケジュールの変動にも 迅速かつ柔軟に適応。常に最適な運用を維持。
✅ 高い期待値のエポック
効率的な運営により、参加者へ 最大限の報酬 を提供できる環境を構築。
安定したブロック生成と最適なリターンを求める方にとって、ISPF・ISPJ・ISPPプールは最適な選択 です。
今後ともよろしくお願いいたします!
技術と安定性を追求する運営体制 – Infinia Stake Pool
Infinia Stake Pool では、技術的な最適化と徹底したサーバー管理 により、ミスを一切排除した安定した運営 を実現しています。
当プールでは、各サーバーを厳格に管理し、[Missed]ゼロの運営を継続中。ブロック割り当ての変動はありますが、期待値の高いエポックでは確実に報酬をお届けできるよう努めております。
今後も安定したネットワーク環境を維持し、皆様の期待に応えられるよう尽力してまいります。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。


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